JAが行う耕作放棄地対策

静岡県JAとぴあ浜松「とぴあふぁー夢」

日本一早い玉葱産地を再興

「とぴあふぁー夢」の設立は、玉葱をはじめとした重要3品目の産地再興に向けた、重点3品目“改革”推進会議(連合会、行政、JA等を構成員)での検討がきっかけです。会議名に“改善”ではなく“改革”と入れたのは、当時の役員の想いが込められています。

「とぴあふぁー夢」では、耕作放棄地になりそうな農地を引き受け、地元の担い手に転貸することで、耕作放棄の未然防止に努めています。管内の玉葱作付面積は平成22年には118haであったのが平成29年には153haへと拡大しました。このように、日本一出荷の早い玉葱産地の再興に大きな役割を果たしています。

JA会津みどり(福島県)

(有)グリーンファーム

福島県のJA会津みどりが出資する(有)グリーンファームは、中山間地域にある昭和村の95ヘクタールの農地を借り受けています。同法人の貢献により、村内の耕作放棄地は2014年までの10年間に約1割減少。昭和村では宿根カスミソウの生産が盛んですが、生産者は同法人に水田を預けることで、収益性の高い宿根カスミソウの生産に集中することができます。村は宿根カスミソウの生産額が4億2000万円(2013年)と国内トップクラスの産地になりました。

同村は農業者の約7割が65歳以上の高齢者で、後継者不足に悩んできました。村は、田が荒れ環境が悪くなることで、人が移住しにくくなることを危惧し、農地の維持に取り組んできました。1999年に設立された同法人は、JAや村、住民が出資した組織です。利用権設定や作業受託を通じて、村内の水稲作付面積の7割を支えています。2014年は、70ヘクタールで主食用米、10ヘクタールで飼料用米、7ヘクタールでソバを生産しています。

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