グローバル展開

ナガイモ(北海道・十勝管内8JA)

薬膳ブームで輸出額が過去最大に

北海道・十勝管内8JAは、特産のナガイモ「十勝川西長いも」の輸出を、平成11年から台湾に、平成19年からアメリカに向けて開始。安定した輸出を続けており、海外の薬膳ブームの影響を受け、平成24年産の取扱額は過去最大の9億円台に達しました。

「十勝川西長いも」は、色が白く、粘りが強いのが特徴。主な輸出先の台湾等では、ナガイモを薬膳としてスープで飲むことが多く、日本産は高級品として、結婚式の宴会の場などで人気です。サイズの大きい「太物」も好まれ、日本では売りにくい1200グラム以上の4Lサイズが好評です。

また、輸出により、国内のナガイモの供給量が調整できるため、国内価格が安定していることから、管内の作付面積は伸長傾向。昭和60年の約100ヘクタールから、平成23年は約500ヘクタールに拡大しています。

「十勝川西長いも」は、帯広かわにし、めむろ、中札内村、あしょろ、うらほろ、新得町、十勝清水町、十勝高島の8JAで広域産地を形成。選果場は危害分析重要管理点(HACCP)認証を受け、安全・安心なナガイモの生産に努めています。

梨など(鳥取県・JA全農とっとり)

検疫対策を充実、県や企業とも連携

JA全農とっとりは、梨や柿、スイカ、メロンなどを台湾、香港、アメリカ、ロシアなどへ輸出し、実績を伸ばしています(平成22年輸出量:321トン、平成25年輸出量:520トン)。特に梨の「二十世紀」や柿の「富有」は日持ちの良さ等から、海外で好評です。

鳥取県特産の梨の輸出は古く、戦前にさかのぼります。主力品種は「二十世紀」で、長く輸出に取り組んできたことから台湾、香港で、贈答品としての地位を確立しています。

その他にも、県と連携し、定期航路を活用したロシアへの農産物輸出を模索。梨だけでなく、スイカやメロンなどを試験輸出し、徐々に評価を高めています。

また、輸出に向け、植物防疫検査対策の充実や輸出を促進するためのPR活動も展開しています。最大の輸出先である台湾では毎年、中秋節(9~10月)に合わせ、JAトップや生産者代表が、試食販売を行い、消費拡大を呼び掛けています。近年はロシアでもトップセールスを行い、需要を掘り起こしています。

平成26年には全農とっとり、県、青果物貿易大手のドールの3者がパートナー協定を締結。
出荷計画や出荷基準、ニーズや市場動向をお互いに提供し、輸出拡大につなげていく方針です。

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